通話・メール・インターネット、便利なものにはマナーがつきもの。
電車での通話、病院での携帯の使用、飛行機でのネットの使用。他の人に迷惑、機器の不調を起こす原因にもなるとそれぞれにマナーがついてくる。
携帯の使用は、時と場所を選ぶことも必要だが、電波環境協議会が病院の診察室など一部の場所に限って携帯電話を使えるようにする方向で検討に入るなど、マナーによる使用ルールが緩和されつつある。
①電車内でのマナー
「優先席付近では通話を控え、電源を切るかマナーモードへの設定をお願いします。」電車内で流れるマナーアナウンスだ。
まず通話をするなとは言っておらず控えるようにアナウンスされる。電車内の音楽もそうだが、静かな場所でかすかに聞こえる音というものは心理的に不快なものだ。マナーモードにするのも音が鳴るから設定してくれと言われている。
たまにだが携帯電話を弄っている人(ゲームやネット)に注意する人を見かける。話の内容としては「周りが迷惑してる」「ペースメーカーの人がいるかもしれないから」ゲームをしている人より、化粧している人や新聞を広げて読んでいる人の方がよっぽど迷惑だ。
尚、ペースメーカーに関しては2013 (平成25) 年12月25日付で総務省よりガイドラインが出されている。
携帯電話端末を植込み型医療機器の装着部位から15cm程度以上離すこと。また、混雑した場所では、付近で携帯電話端末が使用されている可能性があるため、注意を払うこと。
モラルの問題になるので携帯使ってもいいとは言わないが、優先席だけは気をつけた方がいい。
②病院でのマナー
いまは携帯電話の電磁波が医療機器に影響を与える可能性があるとして、ガイドラインで原則使えないようにしている。
2014年の6月ごろにガイドラインをまとめ、施行される予定になっている。総務省はLTE方式の携帯電話端末は心臓ペースメーカーなどへの影響はないとする調査結果を発表した為に、緩和されることになっている。電磁波の影響を受けやすい機器がある手術室などでは、流石に使用を認めない。
ただ、ガイドラインは法律ではないため、病院によっては診察室などでも携帯電話の使用を認めているところもある。
③飛行機で携帯マナー
飛行機での計測機器がずれるとフライトに影響が出る可能性があるため電源を切るようになっている。スマートフォンでは電話もネットも出来ない機内モードがあるのだが、機内モードと同時にWIFIを設定しネットすることが出来る。これによりLINE通話などは出来ないが他人に迷惑をかけない航空マナーだ。
■1時間プラン利用時間: 1時間利用料金: $11.95
■24時間プラン利用時間: 24時間利用料金: $21.95 JALのWifi使用料。
流石に離着陸のシートベルトを着けている時間は電源や機内モードにして完全に電波を飛ばないようにしなければ航空法ひっかかってしまう。
Wifiは携帯が送受信する電波と異なり、また飛行機から発する電波なので計測器に異常がでない為使用が出来るようになっている。そもそも海外にいくのであれば常に機内モード設定にしてかないと1日2980円パケット料金が発生する為、設定が必要だ。
物事には限度があるけど、許容範囲がある。
「車も人もいない交差点で、赤信号だったら、信号無視して渡る?」
真面目な人は、そのうち信号が変わるので待つという。しかしマナー重視派の方は、驚くことに、渡ると言う。
理由は、「規則違反だとしても、誰にも迷惑掛からないからOK!」
前者は、ルールは守るのが当然で、後者は迷惑でないから守らない。この時の後者の言い訳は、人に迷惑が掛からなければ、何でもOK!この様に、規則よりも、マナーを尊重する風習が存在する。
規則はルール、マナーは礼儀作法、モラルは道徳の事。マナー遵守で、ルールは適当で、これをすればモラルは守れる。
モラルを尊重し、ルールを遵守すれば、マナーが身に付く。マナーが最上にある考えは、モラルを蔑ろにしてるので、人としてNG。
上辺だけのマナーは、エチケットにも反し、自己陶酔の為の道具でしかない。
マナー(英語)=礼儀作法(日本語)=エチケット(仏語)
この様に、言い方は変わっても、同じ意味なので、入れ替えてみる。
迷惑をしない為に、最低限のルールがあるのに、それは考えない。どうやら、マナー=規則と、勘違いしてるバカが、増えてしまった。
そして、都合の良い時だけ規則でないと言い逃れをする。モラルを尊重するから、ルールが出来、それ以外の為にマナーがある。
ルール上は問題ないけど、モラルとしては、思わしくない。いくらマナーが緩和になったからとはいえ、最低限のモラルは守るべきだと考える。