そもそもヘッドホンアンプは必要なのかという疑問を抱く人は少なからずいる。
曲(音声)の信号を大きくする、小さい音を大きくするといった道具である。
最近では増幅器をプレイヤーに内蔵してあるものが殆ど
それを別で購入して行うなんて無駄に思えるような行為。
しかしその音を増幅するということには重要な意味を持つ
小さな音を何もせず増幅しようとすると音が割れたり、ひずみが出たり音の劣化が目立ってしまう。
だからこそ、音の元は小さくしてひずみを少なくしてアンプで増幅
リアリティのある音を演出させる。
iPodやiPhoneなどで音楽を楽しむ人が増えたからこそよりいい音でさらに楽しんでもらいたい
その中で発売されたばかりのアンプを紹介
スペック
USB オーディオ, iPod/iPhone/iPad/ウォークマン
周波数特性 10 Hz – 100 kHz(AUDIO IN 入力時 )
最大出力 約165mW+165mW(8 Ω,10%歪) *1
音声出力端子 ステレオミニ(PHONES×1、LINE OUT×1)
音声入力端子 USB(マイクロB×1、ミニB×1、A×1)、ステレオミニ(LINE IN×1)
電源 内蔵リチウムイオン充電池(DC3.7V )
電池持続時間 約17時間(アナログ接続時)、約6.5時間(デジタル接続時)
充電時間 約7時間(パソコン使用時)、約3.5時間(AC-UD20使用時)
外形寸法 約68mm×29mm×140mm(幅×高さ×奥行)
質量 約270g)
出力段には電流帰還型高級ヘッドホンアンプIC Texas Instruments社製TPA6120を採用。正負2電源方式によるOCL出力段により、ヘッドホンを高品質かつパワフルに駆動することが可能
ポータブルヘッドホンアンプでは48kHz対応機が多い中で、この新作は
96kHz/24bitまでのハイレゾ対応
ハイレゾとは、「High(高い) Resolution(解像度)」のこと。
ハイレゾ音源は「High Resolutionな音源」、つまり「高解像度の音楽データ」のことです。
どのくらい高解像度か、というと・・音源にもよりますが、なんと音楽CDの情報量の約3倍~6.5倍!
音楽CD(44.1kHz/16bit)の約3倍の情報量をもつ96kHz/24bitや、約6.5倍の情報量をもつ192kHz/24bitのハイレゾ(High Resolution)音源を再生可能。スタジオの原曲に近い高音質で、CDでは再生できない空気感・臨場感まで表現する事ができます。
大容量のため、ネット上で販売・配信が行われます。 (ビックカメラ.comより引用)
96kHzは高周波数帯でも音を拾えるようになっている。
イヤホンでは音がきれいにとれない場合もあるが、雑音のようには聞こえないくらいに対応している
とはいえ、96kHz以上は前作で意味ないと語っていたのと、ハイレゾ対応ではあるけれど
プレイヤーがハイレゾに対応していない機種が多いのが現実(2013年10月現在)
それにデータ量が圧迫されやすくなるので、ある程度の方式にするのが一番だと思う。
元データの方式変更はサイトの記事を参照
今回のPHA-2の私的に一番のオススメポイント
ゲイン切り替えスイッチ搭載
ゲイン切り替えスイッチを搭載することで、インピーダンスの異なる様々なヘッドホンの実力を十分に駆動するようになる。
一般的なヘッドホンのインピーダンスは24Ω
海外のAKGなどは64Ωが殆ど
日本でもモニタリングヘッドホンも64Ωだが、
インピーダンス値(音質には関係ありません)が高い、低いにかかわらず
いい音をヘッドホンに合わせて出すことができるようになる。
前作のPHA-1でも搭載されていたものなので驚くものではないが、切り替えは重要だと思う機能
実際に買って使った感想は清廉された音
パワフルかつ音声もさらにクリアになる。
某動画サイトでも全然音がよくなっている。
一番違いがわかるのが
パソコンと接続して聞くと映画館のような迫力あるサウンドが楽しめる。