砂漠といえば、エジプトのサハラ砂漠や恐竜の化石が良く見つかっているモンゴルのゴビ砂漠。植物が殆ど存在せず岩石が茶色の砂が多い。そんな中、宇宙から見ても真っ白な砂漠が存在する「レンソイス・マラニャンセス国立公園」。
雨季の間にだけ砂丘の至る所無数のエメラルド色の湖が現れるのが特徴だ。
ブラジル連邦共和国北東部マラニャン州およびこの砂丘を主体とするブラジルの国立公園。
訪れた旅行者の多くがブラジルベスト1の観光地であり、日本でもH.I.Sが旅行ツアーを実施しているほどだ。この砂漠の砂は、100%石英(セキエイ)の粒。石英は無色のものが集まると水晶になり、紫色の塊はアメジスト(紫水晶)になる。黄色だったらシトリン(黄水晶)。
左Photo By trip2gether 右Photo By Fred Schinke
いたるところに穴というか水があるのだが、1~6月の雨季には湖が砂丘の中にいくつも浮かび上がってくる。観光に適した時期は6月から9月とされ、今が絶好の期間である。ウユニ塩湖もそうだったが、やはり雨季が一番きれいなのではないだろうか。
エメラルドに見えるが中は透き通っており、そこで泳ぐことが出来る。観光客は水着を持参してくる人が殆どだ。ちなみにその中には魚などの生物が生息している。
冒頭に記載したが、雨季があって湖が出来る。6月から徐々に水嵩が少なくなり、最後には無くなるの。ではその魚などの生物はどこから生まれたのだろうか?
有力な説として魚が卵を生んだのち乾燥したまま眠りにつき、雨季に水が染み込み孵化すると考えられている。今だ謎が解明されておらず、レンソイスの不思議である。