毎年冬になるとインフルエンザがはやり、マスクと換気が欠かせなくなった季節。
一度かかると仕事も休まなければいけないほど感染力も強く、熱など苦しい日々が続く。
その治療薬としてしられるタミフル・ラピアクタに耐性のある新種のウイルスが札幌にて発見されたと発表があった。
(画像:2009年に世界的大流行を起こしたH1N1亜型ウイルス)
①耐性がついた新種のウイルス
国立感染症研究所は1月6日、北海道札幌市の患者6人から2013年12月27日までに検出されたインフルエンザウイルスが、タミフルやラピアクタといった抗ウイルス薬に耐性を持っていることを明らかにした。
現在有効とされているタミフルは効かないが、リレンザやイナビルという薬は有効であるので医師に従い処方をすることだ。
そのウイルスはH1N1亜型ウイルスだがタミフルが効きにくい遺伝子変異を持っていた。
2009年といえばタミフルが効かないH1N1亜型ウイルスで、タミフル服用し副作用を起こして死亡、また飛び降り自殺などしたというニュースが記憶に新しいかと思う。
今回のウイルスにしてもタミフルが全く効かないというわけではないと報じられているが、効きにくいということは確かである。実験でこれら2種類の抗ウイルス薬の効果が通常の約500分の1以下にまで下がることを確認した。
②本当はタミフルは凄く危険!?
タミフルが死亡につながる副作用があることを、開発したロシュ社が非公開にしていたという。
英BMJ編集者Fiona Godlee氏の社説の中にこう書き留めている。「 (タミフル関連の) 裁判が行われる度に、 (社内の報告書を) 公開すると公約しているにもかかわらず・・・ロシュ社は協力していません」タミフルはアメリカ国内で約8万人に対し使用されていた。そのタミフルを含む製薬19商品が、死亡すら引き起こしかねない副作用を有していることを適切に報告していなかったとし、ロシュ社はまた、欧州医薬品庁からも取り調べを受けている。
これは2012年の11月に報じられたごく最近のこと。治療薬として有効とされているが、危険性が伴われる。
③予防法
基本はマスクに手洗いうがいを忘れないこと。
他に予防として取り上げられるのが明治乳業のR-1ヨーグルト。
一時期インフルエンザの予防に効果があるとしてテレビで放送され、コンビニやスーパーから商品が消えたほどである。
予防本当に効くのかと思うのだが、発見した竹田准教授は「R-1乳酸菌がインフルエンザワクチンの効果を高めたと考えられる」と結論をだし、高く評価されている。
ワクチンに対して効果があるので接種後が一番望ましい。
手洗いうがい、バランスの食事、規則正しいリズムの生活。これらひとつかけても効果が薄くなるのでやるなら徹底的に行って冬を乗り切ろう。
【クール便】明治ヨーグルトR-1ドリンクタイプ112ml×12本