Disneyの研究部門が発表した
手触りや凹凸をシミュレートできるタッチスクリーン技術
タッチで動かす技術はスマートフォンやタブレットなど様々な場所で用いられている。
次に新しい技術で注目されているのが、「触って感じられる」技術
画面に映ったものの質感を触って感じることのできるタッチスクリーンの技術
そもそも携帯電話などに用いられるタッチパネルは
画面に接触した部分をセンサーで検知し、画面を動かすもの
携帯電話に使われるのは「抵抗膜方式」
画面の位置を電圧変化の測定によって検知する。
大型パネルに使われるのは「表面型静電容量方式」
ガラス基板の4隅にある電極に電圧をかけてパネル全体に均一な低圧の電界を発生させ、指が表面に触れた際の静電容量の変化をパネル4隅で測定し、指の座標を特定する。
実際にスマホなど触って動かした時、摩擦によって引っ張られるような感覚が出る。
その引っ張られるときに生まれる摩擦感の連続的な変化が、指先で触っている感覚を作り出す。研究者たちは現実の世界における摩擦の感覚に合わせて電圧を変化させることにより摩擦のレベルを作りだすアルゴリズムを開発した。
正式な発表ではないが、「表面型静電容量方式」を改良したものだと思われる。
またディズニーでは、何もない空中で触感を感じられる技術も開発中だ。この装置は「エアリアル(Aireal)」と呼ばれ、小さな空気の輪をいくつも空中に飛ばすことで、ものに触ったりぶつかったりしたような感覚を再現するという。
また感じるデバイスの開発はほかにもあり
英ブリストル大学では、超音波の振動を使って同じように空中で触感を生み出す「ウルトラハプティクス」技術の開発を進めている。
この研究がすすめば、ネットショッピングの商品質感を試せたり、用途はどんどん広がっていくだろう。
Disneyは技術動画で「Airealは、ユーザーが空間のなかで自由に感じることができる物理的な力をつくり出すことで、ヴァーチャル3D要素のユーザー認識を高める」と語っている。
このフィードバック装置は、圧縮空気の輪(目に見えない「煙」のリング)を発生させ、蝶々が腕にとまったようなものからテニスの試合中にボールを強打したようなものまで、実際に肌で感じることができる効果を生み出す。
コメント