Androidビームという機能があるのをご存じだろうか?
スマホそのものにWi-Fi、Bluetoothなど、さまざまな無線の通信方法があるが、気軽にファイルを送受信したいならNFCを利用した「Android Beam」が便利だ。
NFCとはソニー( FeliCa方式)とNXPセミコンダクターズの共同開発された無線通信の国際規格だ。主に海外で普及しているが、日本では殆ど認知はあまりされていない。TypeA/B方式など通信方式が違うが、一応FeliCaが搭載されているので、おサイフケータイとして認識はされている。
①Androidビームは端末をかざすだけで通信が可能
Bluetoothの場合は、まず最初に機器同士の接続作業(ペアリング)を行う必要がありますが、Androidビームは送信側、受信側のスマホをかざし合うだけでファイルを送ることができる。
②NFC対応スマホなら全て対象である。
Androidビームは、NFC対応のスマホであれば、「設定」から機能を有効にするだけですぐに使うことができる。
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アプリ一覧画面を開き、「設定」をタップ。続いて「その他」を選択。
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「NFC/おサイフケータイ設定」をタップ。
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「Androidビーム」という項目があるはず。タップしてチェック。この設定は、ファイルを送る側、受け取る側と両方必要。
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これで準備は完了。ファイルを送る側は、Androidビーム経由で送信したいファイル画面を開く。
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受け取る側のスマホ背面と、送る側のスマホ背面を10cm以内まで近付ける。
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送る側の画面に「タップしてビーム」または「共有する」などと表示されたら、画面をタップする。これでファイルを送信ができるようになる。受け取る側は、通知パネルから「ファイル転送」などの項目をタップ。「受信する」といった項目を選ぶとファイルを受け取れる。
これで連絡先の移動や写真、見てほしいウェブサイトのページがあれば、それを開いた状態でアンドロイドビームで送ることもできる。開いていたページを共有出来るので非常に便利である。特に最新のスマホは赤外線機能がついていないことが多い。写真のXperia Z3も赤外線未対応だ。
余談だが、上記の写真のように、SuicaやPasmoなどかざせば、ICカード内の支払い履歴や残高が確認出来る。