これは各キャリアで海外に行く前に話をしている国際ローミングについてだ。
その中でネットでも言われるのが、モバイルデータ通信(3GとかLTEとかのネット通信)をオフにして海外でWiFiを使えば、LINEとか出来るとも書かれている。確かにWiFiは世界標準規格で使用は出来るのだが、日本では違法として罰金が請求されるケースがある!!
そもそもだが、日本で発売されていない海外のスマホを日本でWiFi接続した場合、電波法に引っかかる。正確には技適マーク(技術基準適合証明)のない海外端末を日本で使ってはいけない!
これは電波法第103条の5に基づき、FCC/CEなどの公的な認証を通過した海外端末での国際ローミング状態なら3G/LTE通信の利用は合法。ただし、ローミング中のWiFiやBluetoothの使用は電波法第103条の5の対象とならず違法。
日本で認証を得た端末なら問題ないですよという意味で、もちろん携帯会社で販売しているものはきっちり取得してある。
仮に海外で購入したiPhoneは世界中で使用出来るように認証をしっかり取っているので特に問題はない。日本のiPhoneで設定→一般→情報→法律に基づく情報→認証を押すと日本や世界の技適マークが記載されている。Androiodは電池パックを外したところ。
つまり海外で使用する場合も海外の認証を得た端末でないとWiFi使用で海外事業者から罰金が請求される。(国の法律)
ただ、日本でもそうなのだが、海外の旅行者が一時的にローミング先の携帯事業者の回線を接続して使うことは、例外として認められている。海外の事業者と提携しているので、WiFiを使わず通常通りLTEなど使用が出来る。ただし、1日最大2980円かかる。
iPhoneは安心だが、日本製品の端末は海外の認証を得てはいないので、違法に当たり易いらしい。
①ワールドカップはブラジル
とあるauショップにてiPhoneを海外でWiFiで使用するとお金がかかるか聞くと、違法にあたるので罰金がかかる可能性があるという。しかし、Appleストアで聞いてみると、ブラジルでは問題なく使用出来ると回答。
海外では多数の無料WiFiスポットが多数存在する。海外ではスポットがないとお客が来ないしと言わんばかりにアピールしている。諸外国では当たり前のサービスだ。ただ無料というだけあってセキュリティには弱く、悪意のあるだましスポットもあるので要注意。
「アメリカなどでは、移民者など、携帯キャリアとの契約ができず
プリペイド携帯を使っている人が多くいます。契約なしで使える公 衆Wi-Fiは、そうした層からの気軽にネット接続したいという 需要に応え、増えていきました」ライブドアニュースより引用
結論からいえば、実は問題ないということだ。
追記:AUに確認したところ、ブラジルではiPhone4Sの認可は下りているが、5、5C、5Sの認証がない為違法になるのだとか。
東芝製のパソコンは世界中で使えるように何十カ国の認可を得て話題になった。
つまりは何らかのペナルティはある可能性がある。実際に携帯会社経由で海外通信事業者から請求が来たと耳にしたことがある。(ソースはなし)
話に出た東芝のサポートページにこんな文がある。
海外で無線通信機器を使用する場合は、使用される国/地域の無線規格を取得している必要があります。
無線規格を取得している国/地域に関する情報は、お使いの機種の製品情報ページにある「仕様 - 無線LAN」の項目をご参照ください。
※2012年2月以前の市販のモデルをご利用の場合は、「仕様」ページ文末にある「使用上のご注意」項目をご参照ください。また無線規格を取得していない国/地域ではPC本体の無線通信をOFFにしてください。
つまりはスマホもパソコンも認可が下りていないとその国の法律で罰せられる。
日本ほど無料スポットがないところは珍しく、旅行者の殆どはネットを使えないというところが不満。海外旅行者の殆どはiPhoneかギャラクシー。
セキュリティ関連や犯罪防止のためといえば聞こえはいいだろうが、旅行者を増やすという意味で実施しなければいけないことだろう。事実、大阪にて無料スポットを始めたばかり。海外でも話題になりPRとしても成功だろう。
海外に行く前に、機内モードにしてWiFiをオンにしてあげれば過剰なお金はかからない。あとは海外で無料WiFiを使用したり、ルーターをレンタルしたりなどその方法は様々。
街のショップは海外に関しての知識が乏しいため、確認に時間がかかってしまう。羽田空港ならドコモショップがあるので詳しく聞けるし、成田空港は携帯のレンタルを行っている。
海外旅行前にはぜひとも確認しておきたいことだ。