格安スマホといえばイオンのNEXUS4で日本通信SIMを使った2980円。ニュースなどでも取り上げられた記憶に新しいものだ。
既存の携帯会社から回線を借りるMVNO方式を採用する。
BIGLOOBや日本通信などのMVNO業者はドコモの回線を借りていたが、ケイ・オプティコムはKDDI(au)の回線を使う方向性だ。
ケイ・オプティコムは関西の2府4県で光回線サービスを提供し、戸建て向けでは5割近い市場占有率を握る。フレッツ光のような状態だ。「LaLa Call」(ララコール)はスマートフォンから携帯・固定電話への通話料金がおトクになる通話アプリ。ケータイや固定電話へもおトクに話せて、さらにアプリ間の通話は無料で使える。
IP電話なので「050」から始まる電話番号である。毎月100円(税抜)かかるが、格安スマホを買った人には無料で使えるようだ。
ケイ・オプティコムはもともとネットと固定電話を合わせるとAUスマホの料金が安くなるスマートバリューが適用できる業務提携を結んでいる。
なのでKDDIの回線を借りるのは当然といえば当然だろう。通信を貸すという点ではKDD側もマージンが入ってくるのでプラスと考えるべきだろう。スマートバリューはもちろんのこと対象外である。
この格安スマホの通信速度がどのくらいになるかはわからないが、MVNO事業が今後活性化されるのは間違いないだろう。