早速アップデートし、実際に体験をして報告する。少々文字が多くなるので、注釈を読むといい。
アップデートはiPhoneやiPadからの場合、Wi-Fiに接続し、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から行える。
アップデートファイルの容量は1.6Gバイトだが、アップデートをするにはiPhone本体には5.7Gバイト、iPad本体には7.8Gバイト以上の空き容量を確保しておく必要がある。
写真アプリ:写真や動画が検索しやすく.
- 保存した写真や動画を、撮影日、場所、アルバム名から検索できる。近くで撮った写真や1年前の同じ時期に撮った写真などの検索方法も提案してくれる。
- 「賢いポジションツール」により、撮影後も写真アプリが自動で傾きを補正してトリミングをしてくれる。
- 露出、色、コントラストなどの微調整が可能に。
- サードパーティ製の画像編集アプリを導入できる。
- 一定時間の間に連続した写真を高速で表示する「タイムラプスビデオ」の撮影ができる
※写真は従来通り年代別にわけたり出来たが、カメラロールが消えたため見づらくなった。古くとったものもコレクション扱いで日付管理となった為、写真を使う、保存する人は要注意。
メッセージアプリ:ボイスメッセージを送信できる
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音声を録音して送信できる。相手はメッセージアプリ上で音声を聞ける。 - 録画している動画を、そのまま相手に見せることができる。
- 「グループ」の詳細な設定が可能に。グループに名前を付けたり、おやすみモードをオンにしたりできる。
- 現在地を簡単に送信できる。
- 相手ごとに、送受信した写真や動画を一覧できる。
- 複数の写真や動画を一度に送信できる
※(バックキーの上にマイクのようなマークがある。それを押すと音声をを録音が可能になる。)
ただし、Android機種に対しては録音して送ることが出来ないので注意。
基本操作:通知機能が拡張
- メッセージ、Eメール、カレンダーの出席依頼、リマインダー、Facebookなどの通知が、画面上部のバナー上に表示され、ここから返信したりできる。
- ホームボタンを2回押すと、よく連絡を取っている人がアイコン付きで一覧表示される。
※個人情報になるので見せることが出来ないが、マルチタスクが出てくるその上に、履歴とあり一覧表示される。タップすると電話とメッセージのアイコンが出てくるのですぐに連絡がとれる。
メールアプリ:ショートカット操作が可能に
- 「メール」アプリの操作性も改善され、受信メール一覧でスワイプして開封済みにしたり、フラグを付けたりできる。
- Eメールの本文に予約、フライト確認書、電話番号の記述を認識すると、通知が表れ、これをタップすると、カレンダーに予定を追加したり、連絡先に電話番号を追加したりできる。
文字入力システム:ほかの入力システムに変更できる
- 英文の入力時に、過去の入力や文章のスタイルをもとに、次に入力する単語を予測してくれる。カジュアルとフォーマルな表現の使い分けも考慮してくれるほか、メッセージ相手によって最適な単語を予測してくれる。質問文に対しては「Yes」や「No」といった候補を出してくれる。
- 日本語など漢字圏で提供されるQuickTypeは従来通りの予測変換機能。
※つまりは日本語が主である私たちは進化していない。なのでその実感をすることが出来ないのだ。
ファミリー共有:家族とのコンテンツ共有が簡単に
- ファミリー共有に追加した最大6人と、iTunes Store、iBooks、App Storeで購入したコンテンツを共有できる。Apple IDやパスワードを共有する必要はない。
- 家族がコンテンツを購入する際に使うクレジットカードを1枚に統合できる。(子供が)iTunes Store、iBooks、App Storeで購入する際に、(親に)購入の承認を求める設定もある。
- 家族専用の共有アルバムが自動で設定され、写真や動画、コメントを投稿することができる。
- カレンダーを共有でき、イベントを家族全員に通知することも可能。
- 離れた家族がどこにいるのかを把握できる(現在地を非表示にもできる)。
- 家族の誰かが「iPhoneを探す」を使うと、行方不明のデバイスを家族で協力して探せる。
※これの大きなメリットは、子供にiPhoneを持たせるとき、親がしっかりとした管理ができるということ。Apple IDやパスワードを共有する必要はない為、今まで起こっていた子供に使わせるためIDを共有していた親はiCloudでの連絡先共有やバックアップなどの事故を限りなく減らすことができる。
iCloud Drive:ほかのデバイスと簡単にファイルを共有できる
- オンラインストレージの「iCloud Drive」を利用できる。OS X Yosemiteを搭載したMacかWindows 8以降を搭載したWindows PCにあるiCloud Driveフォルダにファイルをドラッグすれば、ファイルを共有できる。
※イメージとしては、Drop Boxみたいなもの。
ヘルスケア:新アプリが利用できる
- 健康やフィットネス関連のデータを管理できる「ヘルスケア」アプリが利用できる。心拍数や消費カロリー、血糖値、コレステロール値といったデータを記録でき、「ダッシュボード」からは、1日に必要なカロリー、体重、心拍数などの推移を一覧できる。
※iPhone6と共に発表されたiwatchとリンクする。現在では手動入力になる。
今のところ、目だったバグや異常な使いづらさは見受けられません。期待通りの機能追加に加え、これまでと変わらない軽快な動作が継続しているため、いち早く新しくなったiOSを触ってみたいという方々にはおおむね満足の行くアップデートだ。
これは毎年のことですが、すでに公開されているアプリの全てがiOS 8と完全な互換性を持っているとは限りません。そのため、必須アプリがiOS 8との互換性を持っているか不明な場合は慎重な態度をとる必要があります。私のように、何も考えずに突っ込んでいくのは無謀ですので、あまりお勧めしません。