さらに2001年のBフレッツから始まり、NTT東西が電話の問い合わせ窓口「116」でフレッツ光の営業活動を実施していたことなどを問題視されていたなど様々な行政指導によってイメージも損なわれていった。
しかし、NTTの1985年における民営化以来、NTTを縛ってきた独占規制が転換点を迎える。
今回までNTTを縛ってきた電気通信事業における独占禁止法、総務省によって解禁を検討すると各メディアが報じている。
NTTグループに対してドコモの携帯電話と自宅で使う固定通信サービスのセット割引が可能になる。
このサービス自体はKDDIのスマートバリューやSoftbankのホワイトBBなど割引金額1480円にてすでに行われている。
ほぼ独占事業であり、携帯=ドコモぐらいだったブランドもいまや4割まで低下。
NTTは1985年の発足時には国内の固定電話を独占していたが、現在のシェアは7割となっており、光回線の販売も伸び悩んでいた。
最近では携帯電話だけで固定電話や固定回線を利用しない人も増えたほか、ケーブル事業者とも提携しセット割引で攻勢をかけるKDDIなどに押されている。
値段で見てみると、一番料金の高い一戸建て住宅。
KDDIのAUひかり
①ネット 5460円+電話 525円=5985円 速度 最大1G(1000M)bps
NTT フレッツ光
①ネット 実質4620円+電話 1680円=6300円 速度 最大200MBps
ホワイトBB
ADSLの為、安いのだが回線が切れやすいのと速度が50Mbpsまでしか出ないので論外。
はやい話ネットも料金もAUが安い。さらに言えばスマートフォンとのセット割が出来るので、家族4人で固定通信代が賄えるほどだ。
フレッツ光もおもいっきり二年割など様々な割引を行ってはいるが、最大速度でいえばKDDIに劣るのとセット割によって既存ユーザーが取られてしまっている。
ただ、マンションなどは殆どフレッツ光がなぜか常時搭載されており、一応回線工事としてはNTTとAUひかりが入る設計にはなっている。(AUひかりはエリア外や提供出来ない地域もある)
2002年度に55%を超えていたシェアが2013年には40.9%とおよそ14.1%も下がっており、NTTが総務省にセット割引の解禁を求めていたのは至極当然のことだろう。
今後の予定として、通信各社の意向も踏まえて今年11月をめどに見直し案をまとめ、2015年の通常国会に電気通信事業法の改正案を提出する。
ドコモによるiPhone解禁は落ち込んでいた利益の確保と待ち望んでいたユーザーによって少しずつではあるが顧客が戻りつつある。
さらに現在でもフレッツ光のシェアが多いので、セット割が解禁されれば市場の競争は激化するだろう。
余談だが、筆者はAUひかりに加入している。理由はネットが速いので動画がサクサクなのがうれしい。
ちなみにAUショップのネット担当ならともかく、それ以外の人はあまり知識がないので、オススメはしない。
下のバナーはAUひかりのHPに繋がるので、右のカンタンWeb申し込みフォーラムを押す。
そのあと、自宅のエリアや固定電話など入力してAUひかりを申し込める環境かどうかを調べてくれる。
わからなければ、上に24時間対応のお客様センター(無料)があるので電話しながら行うと悩みもスッキリする。