太陽光や風力等の不安定な発電システムと組み合わせて電力系統を安定化させる世界最大級の次世代フライホイール蓄電システムが共同開発され、自然エネルギーの運用を助長させるとして期待が高まっている。
「次世代フライホイール蓄電システム」とは、日射量や風速などの自然条件によって瞬間的に増加した電力を、フライホイール(弾み車)の回転エネルギーに変換して蓄えておき、
逆に瞬間的に減少した時には、蓄えておいたフライホイールの回転エネルギーを電力に変換し、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーによる発電と組み合わせることにより、電力の平滑化を行うことが出来るシステム。
この事業は鉄道総研と助成事業として、超電導フライホイール蓄電システムの開発を、クボテック株式会社、古河電気工業株式会社、株式会社ミラプロおよび山梨県企業局で進められている。
クボテックが世代の蓄電技術で活用が可能な、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製のフライホイールと呼ばれる大型の円盤の開発に成功。
リニアモーターカーの技術応用
鉄道総研が関わっていることから想像されると思うが、
この実証機は、軸受部の摩擦による損失をなくすため、鉄道総研がリニアモーターカーの技術を応用して考案した超電導磁気軸受を利用。
浮上したフライホイールを真空の容器内で回転させ、エネルギーの変換効率を向上させているという。他の蓄電システムと比較すると出力が大きく、短時間での充放電が可能なほか、劣化が少ないために寿命が長いという利点がある。
とはいえ
・実験に成功するか不明
・市場規模不明
・業績への寄与不明
・利益配分不明
・業績には寄与する程でもない
まだ実証段階ではあるが、これからに期待である。